今年の強化合宿は、兵庫県北部のハチ北高原で行いました。
ひとはくのセミナーであるサマースクールに参加したことのある人にとってはなじみのある場所ですね。
ハチ北で強化合宿をするとき以外にも、サマースクールで毎年お世話になっているロッヂ野間さんに宿泊しました。
★2016年8月22日〜25日(3泊4日) ハチ北高原(兵庫県美方郡香美町)
【参加者】石井、木下、首藤(2日目~)、中村、濱田、吉野、小槻、長谷川、高垣、徳永、比嘉、脇村
【スタッフ】八木先生(ひとはく)、川崎、徳平、堀内、福田(テネラル)
1日目
残念ながら初日は雨でした。
宿に荷物を置いてから、フィールドの確認も兼ねてキャンプ場まで歩きました。
キャンプ場に付いたあたりから雨が土砂降りになり、屋根の下でしばらく雨宿りをしました。
宿に戻ってから夜までは、各自トラップを用意、設置したり、宿の周辺をうろうろしたり、ナイターに備えたりしました。
ナイターセットの設営の際もなかなか雨が止むことはなく、夜になっても天候は変わらず小雨と霧の中でのナイターとなりました。
蛾の採集にはもってこいのコンディションです。
夕食を済ませた後、ゲレンデを登りライトトラップのあるところまで歩きました。
日没から2時間ほど経ち蛾もぼちぼち集まってきている中、あのCatocalaがやってきました。
原色日本蛾類図鑑(保育社)の解説に、
「見事な蛾で、それを得たときのよろこびはまた格別である。」
とあるムラサキシタバです。
このことから(ごく)一部の人はムラサキシタバのことを「格別」と呼んでいます。
その後もムラサキシタバはちょくちょく飛来し、日付が変わって宿に帰るまでに全員で計7頭採れました。
飛来してもせいぜい一晩で1、2頭だろうと思っていましたが、まさかこんなに来るとは思いませんでした。
シロフクロノメイガ、ヒメアケビコノハ、クロモンシタバ、ツキワクチバのような南方系の蛾も見られました。
天候のせいもあり甲虫は少なかったのですが、蛾の集まりはかなりよかったナイターになりました。
(2日目に続く)
(徳平 記)