ユース昆虫研究室2011第1回(オリエンテーション)


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新しい5人です。

★2011年4月17(日)10:00〜15:00 明石市立文化博物館/兵庫県立明石公園
出席者: 江田・小川・坂本・菅澤・高橋・藤田・牧田・松井・溝手・望月・矢部(以上11名)・中瀬・森野・前田さ・前田め(テネラル)・八木(ひとはく)

新しい仲間を迎え、2011年度のユース昆虫研究室が開講しました。
午前中は、オリエンテーションと「昆虫実力テスト」。
「実力テスト」は、100種の写真を見て種名を書くもので、自分の得意や苦手な虫を確認するのに、有効です。
今年は、平均63.2点、中央値64点、標準偏差17.3点でした。昨年より、少し易しく、バラツキが少なくなりました。最高は、83点の牧田くんでした。
ちなみに過去3年の結果です。
2010年:平均55.5点、中央値65点、標準偏差24.7点 最高95点
2009年:平均65.1点、中央値68.5点、標準偏差20.8点 最高97点
2008年:平均59.7点、中央値64.5点、標準偏差23.4点 最高93点
午後は、フィールドの散策と標本づくりをしました。

<当日のムービー> ユース昆虫研究室2011 Episode1

<感想>
●カエデの花にどんなカミキリが来るのかと思って、早くから採集していたが、ヒメクロトラとヒナルリハナぐらいしか採れなかった。来月はもう少し広く見て周りたい。(牧田)
●去年より、虫が多そうだったので去年の反省を生かして、沢山採ろうと思った。(小川)
●帰ってから残りの展翅も終わりました。あまりとれなくて残念でした。でも、楽しかったです。来月は、今日より暖かいとおもうので、たくさんとれたらいいと思います。(望月)
●去年の初回はほとんど虫は採れなかったけれど今回は、結構いい虫が採れたと思います。桜掘の周りに結構いい朽木があったので、今後も利用したいと思います。他にも樹液が出そうな木があったので、それも利用していきたいと思いました。(菅澤)
●僕は今日、いがいとたくさんの虫が採れたと思いました。その虫の中でとくにうれしかった虫は「コカブト」えす。その他にもうれしかった虫はけっこうありました。コカブトはこれでとったのは2回目だからとてもうれしかったです。(江田)
●昆虫実力テストがかなり難しかった。特にトンボ類が全くわからなかった。採集では、カエデの花すくいで、あまりいい虫は採れなかったけど楽しかった。コカブトを採っているのがうらやましかった。カクレミノの木がかなりボロボロになっていた。タテジマカミキリがいるかどうかこれから見続けたい。(矢部)
●もう少し採れるかと思ったけれど、3匹しか採れず残念でした。来月はもっとたくさん採れたらいいなぁと思います。(松井)
●今回のユースでは気温が低いのにもかかわらずクロコノマチョウがとれてうれしかったです。去年の三木山森林公園よりも珍しい昆虫が採れそうなので期待しています。(藤田)
●思っていた以上にレベルが高くて、すごかったので、これからもっと勉強(虫のこと)しないといけないと思いました。あまり興味がなかったグループのことに興味を持てたし、虫好きであることに自信が持てた気がしました。楽しかったです。(高橋)
●カエデの花をすくったが、あまり何も採れず、小さい虫ばかりになってしまった。桜の花粉?で目がかゆくなった。(溝手)
<成果>
●ヒメクロトラカミキリ2exsヒナルリハナカミキリ1exクロアオケシジョウカイモドキ10exsエグリゴミムシダマシ1exヨツコブゴミムシダマシ1exヒゲナガゾウムシ科sp1exアカアシマルガタゴモクムシ1exトビゾウムシsp1exトビゾウムシsp1exケシキスイ科sp1exアシブトハナアブ2exsシロスジギンバエ1exヒメバチsp1exその他整理中(牧田)
●ヨコズナサシガネ×5、コクワガタ×1(小川)
●ヨコヅナサシガメ×7匹 子どもの村周辺/ユミアシゴミムシダマシ×1匹 市立図書館周辺/ベッコウハナアブ?×1匹 市立図書館周辺/オオクチキムシ×1匹 桜掘〜市立図書館の道/エグリゴミムシダマシ×4匹 桜掘周辺/チビクワガタ×3匹 桜掘周辺/コクワガタ成虫×2匹(ペア)♂桜掘〜市立図書館の道 ♀桜掘/ゴミムシ×3匹 桜掘周辺/ハチ×1匹 子どもの村周辺(菅澤)
●コクワガタ(メス)1匹、コクワガタの幼虫1匹、コカブトムシ1匹、ニホンミツバチ1匹、ハナバチの仲間1匹、カメムシの仲間1匹、ヒメクロトラカミキリ3匹、アワフキムシの幼虫1匹、ゴミムシの仲間1匹、ゾウムシの仲間1匹、クロナガハムシ?3匹、キノコムシの仲間1匹(江田)
●ミヤマオビオオキノコムシ,ツノカメムシSP,ヒナルリハナカミキリorジョウカイSP(矢部)
●トラカミキリの仲間1匹、その他2匹(松井)
●クロコノマチョウ(1)ミツバチ(1)ユミアシオオゴミムシダマシ(1)ヤマトシジミ(1)オオクチキムシ(1)(藤田)
●ナミヨトウ、ヒメクロトラカミキリ、オオクチキムシ、ハチの仲間、アブの仲間、ハナノミの仲間、カメムシの仲間(高橋)
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開講にあたって、明石市立文化博物館の館長さんから、激励のあいさつ。
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オリエンテーション。ユースの目的などを説明します。
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実力テスト。結果はどうだったかな。
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野外へ。
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クロコノマチョウを発見。追いかけるも、採れず。
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朽ち木割りです。コカブトがいました。
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満開の桜の下で、お弁当。
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午後は、室内で、標本づくりの練習をしました。


2001年からスタートした「ユース昆虫研究室」は、 兵庫県立人と自然の博物館が主催するセミナーの一つで、昆虫が好きな中学生だけを対象としています。2011年度は、明石市立文化博物館と共催で開講し、1年間の調査結果は、明石市立文化博物館で展示発表する予定です。


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