8月5~9日にかけて兵庫県美方郡香美町のハチ北高原にて強化合宿を行っていました。
合宿中の出来事を少しずつあげていきたいと思います!
スタッフ視点なので、偏っているかもしれませんが、ご容赦ください(中学生のみなさん、感想等ぜひお寄せください!)。
この記事では2日目のナイターを紹介します。
この日は正午あたりから夕方前まで雨が降り、夜はくもり(しかも霧)という天気でした。夏は夕立が多いハチ北高原ですが、昼から降るのは珍しいように思います。
私は少し遅れて小沼のナイターに合流しましたが、序盤から灯火にはたくさんの虫が集まっていました。
そして、白布を見て驚きました。ヒサゴスズメや!しかもたくさんいる(;゚Д゚)
ヒサゴスズメが6匹ほどいて大興奮でした。夢中で3匹ほどつかみました。
ヒサゴスズメは食草はハンノキやヤシャブシらしいですが、兵庫県では山地帯でたまにお目にかかれるぐらいのスズメガです。
しかも点灯直後にしか飛来しないため、最初来なければ粘っても採れない種でもあります。
中学生のみんなも結構採っていたようなので、10匹以上は来たかもしれません。
他のスズメガとしてはエゾシモフリ、エビガラ、クロテンケンモン、モンホソバ、ホソバ、ウンモン、エゾ、クルマ、ベニが飛来しました。
また、オオシロシタバも多数飛来していました。
幕に複数のオオシロシタバがいるというのは兵庫県ではなかなかない光景なのではないかと思います。
この日のナイターでは10匹以上飛来していました。すごすぎる・・・。
ハチ北高原でも過去に採れた記録はありますが、ここまでたくさん飛来したことはここ10年ほどではなかったと思います。
この日来たカトカラは、キシタバ(数十匹)→オオシロシタバ、ジョナスキシタバ(10匹以上)→オニベニシタバ、ゴマシオキシタバ(10匹弱)→シロシタバ(3, 4匹)といった感じでした。オニベニが毎年多いイメージでしたが、年による影響か今回の合宿ではそこまで多くはありませんでした。
また、ムクゲコノハもかなり多かったです。50匹以上来ていたと思います。
非常に美しいガですが、触ると脚のトゲがけっこう痛い。
他の大きめなガで目を引くものとしては、ヨモギガ、セダカモクメ(キクとかホソバじゃなくてふつうのやつ)、ウスムラサキヨトウといった草原性の珍しいヤガがいました。
ガ以外では、オニクワガタ、ミヤマクワガタ、キカマキリモドキなどが飛来しました。
オニクワガタの雄は2匹見つかりましたが、八木先生とスタッフが発見したので、むしむしたいけんのほうに動員されました(むしむしたいけんでは好評だったようです)。
このナイターは好調だったので、私ふくめ数人は12時ごろまで粘って、宿に戻りましたが、Kくんは4時半まで粘っていたようです。
中学生の体力すごい・・・。しかも狙いの1つだったシンジュサンをきっちり採集したとのこと。さすがですね。
(阪上 記)