2019年7月13日(土)から14日(日)
出席者:甲斐、工藤、阪本、清水、高井、徳平、豊根、奈須、長谷川(受講生)
スタッフ:阪上、室崎、坂本、吉水、脇村、高垣、戸川、阪本(テネラル)、八木(ひとはく)
昨年7月は大雨警報で中止にしたので、夏のナイター再チャレンジです。
降ったり止んだり、土砂降りにはなりませんでしたが、結局、ずっと雨でした。
でも、この日はほぼ満月だし、風はなかったので、夜の虫とりとしては、そう悪くないコンディションです。
16:25 明るいうちは、トラップをしかけたり。
みんな長靴に合羽と、装備は完璧ですね。よくできました。
明るい時間帯に目につく虫は、マメコガネとクロオビツツハムシくらい。
クロオビツツは、近づくと葉っぱの裏へ回るので写真を撮りにくいのですが、今日はおとなしいです。
18:54 雨のため、ベースキャンプは、「くりばやしのやね」に変更。水道もあり、快適な空間です。
自分の寝場所を決め、準備する調査員たち。
いつもの大学生スタッフ加え、社会人1、高校生4が加わり、同窓会みたいになりました。
19:30頃点灯。通常、日没直後には、羽アリとかコガネムシ類がわっと飛んできますが、これらの虫はほとんど来ません。
虫の集まりが低調なので、人もスクリーンに集まらず、思い思いに、トラップの見回りをしたり、林の中を探索しています。
20:30頃、ヘイケボタルを確認しようとはんのき池方面へ向かうと、降りしきる雨の中、3つの光とともに、ハイテンションな中学生らの声が。
手に何か持っているようです。
「マムシ、つかまえましたっ!!」
とてもうれしそうに、誇らしげに、語っておりました。
「うんこみたいに、じっとしてた」そうです。
20:37 ベースキャンプに連行されたマムシは、ひとしきり、触られたり写真を撮られたりして、その後、近くの草むらに放されました。
が、「なんですぐそこに放すんや」という声があり、もう1回つかまって、もといた場所の近くに戻されたのでした。
21:48 ひとしきり遊んだあとの、腹ごしらえ。
22:11 少しずつ、蛾が増えてきました。これからですね。
22:25 サツマヒメカマキリがやってきました。かわいいです。
22:51 オオミズアオをつかまえました。
さあこれから、と思いきや。この1匹だけでした。
23:02 ポツポツやってくる、アオドウガネ。雨の止み間に来る感じ。
23:14 標本作りがはじまっています。
オオミズアオのできばえをチェックしています。
日付がかわって、14日(日)
0:27 クリ林のクリの木には、コガネムシが葉っぱを食べに来ています。これはオオクロコガネ。ナガチャコガネも鈴なりになっていました。葉っぱがボロボロになるはずですね。
1:00頃 せっかくなので蛾の写真。
これは、セダカチャチホコ。おそらく今夜、いちばん多く来た蛾です。人知の及ばざる造形。
エダシャクのなかま。アンテナが輝いて美しい。
1:30 夜食タイム。ガス節約のため、スタッフが「喰うやつおるか?」と声かけし、何人か分の湯沸かしをしておりました。よい心がけですね。
2:07 ツキワクチバが来た!
2:12 蛾がだいぶたまってきました。こんな時刻でもアオドウガネがやってきました。
アミメキシタバ。
カトカラは、そのほか、タダ・コガタ・マメ・ウスイロ・コシロ。フシキもいたんだっけ?
数は少なかったですが、それなりに来ました。
2:30 雨雲予報だと2時頃には止むことになってたのに、よく降ります。
3:00 ほとんどは快眠に突入ですが、まだ展翅しているやつがいる。
3:02 眠ろうとせず、スズメガを並べて遊んだりも。左から、エゾスズメ、エゾスズメ、ブトウスズメ。
5:05 ガソリンが切れ、夜も明けました。
7:38 撤収開始。
明け方まで頑張ってると、さすがに電池切れ。
9:48 ベースキャプをすべて撤収し、情報館へ。
おつかれさまでした!!
それぞれに、いろんなエピソードを持ち帰ったことでしょう!
次回はこの3倍、3泊4日の強化合宿です。
今回の経験を生かし、虫とり力を強化するのだ!!
(八木)