当初の予定では、8月は3泊4日の「強化合宿」でしたが、学校が始まっていて、実施できませんでした。
淡路島公園での虫とりも考えましたが、真夏の炎天下は虫もあまり動かないので、博物館の涼しい室内で標本製作を演習することに。
ほぼ初心者の生徒もいましたが、さすが中学生、お昼ご飯も忘れる集中ぶりで、飲み込みが早いです。
バッタの「下ごしらえ」をしています。エビの背わた取り、みたいなもんです。
バッタやトンボは、小さな子供たちに人気ですが、お兄ちゃんになると、あまり標本にしませんね。
理由の一つは、チョウや甲虫類に比べて、きれいな標本にならず、がっかりするからでしょう。
これらの虫は水分が多く、とくに暑い時期は、腐りやすいです。
そのため、標本製作に臨む前の「下ごしらえ」が重要になります。
お料理と同じで、一手間かけることで、美しい標本にできますよ。
下ごしらえの済んだバッタを、仰向け展翅しています。
今回練習した要領で、より美しい標本づくりができるよう、精進してください。
冬季には、今シーズンにつくった標本の見せ合いっこをしましょう。
みんなの作品を、楽しみにしています。
ユース昆虫研究室2020 第5回
2020年8月23日(日)10:00〜15:00
人と自然の博物館 実習室
出席者:逢澤・明尾・梶原・菅藤・工藤・阪本・清水・谷野・中野・福田
スタッフ:室崎・阪上・内田(テネラル)/八木(ひとはく)