乾いた虫は、お湯でもどして、標本にします


今年もよろしくお願いいたします。

1月から3月は、ひとはくにて、つかまえた虫の標本整理です。

が、ふたを開けてみると、まだ展翅・展足していない虫がたくさんありましたので、今回は、ほぼ、標本製作となりました。標本づくりは、お料理みたいなもんです。干からびた虫を、カップ麺のように、お湯でもどし、やわらかくしてから、展翅・展足をしていきます。

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ひとはく大セミナー室です。
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お湯をつくるには、ホットプレートを使います。
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チョウやガは、翅を浸さないようにつまんで、胴体をお湯につけます。
これでやわらかくならなければ、胸部に熱湯を注射します。それでもダメならNaOHとかを注射。
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甲虫類は、お湯に放り込むだけ。
虫が腐ってると、臭い煮汁がたくさん出ます・・・
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やわらかくなったら、展足。
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屋外(深田公園)へ、虫とりに出た人もいました。
三々五々、結局みんな行ってた、かな。
コガタスズメバチが数個体出てきたようです。ほか、チビクワ少々、ミツノゴミダマとか。
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薬を使わず、お湯で締めて、すぐ標本に。
次回は、データラベルの取り付けをし、同定・整理をいたしましょう。


ユース昆虫研究室2020 第10回
2021年1月17日(日)10:00〜15:00
人と自然の博物館
お天気:曇りときどき晴れ
出席者:逢澤・明尾・梶原・菅藤・高井・谷野・中野・長谷川
スタッフ:阪上・内田(テネラル)・八木(ひとはく)


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