昨日までの梅雨空が一転、梅雨明けを感じさせる夏空に。
暑かったです・・・
今日は、タマムシ(ヤマトタマムシ)をつかまえてほしいな。
昨年のポスターに入ってないからね。
カブクワばかりだと真っ黒けだから、色物もほしい。
とアナウンスしてスタートしましたところ、みんなで15匹くらいつかまえたかな。
昨年は、目撃例だけだったので、よかったです。
さて、朝から木を蹴飛ばしている人、けっこういましたが、カブクワはほとんどいませんでした。
最後の方にみつかった、これくらい。
しかし、お腹だけ食べて、ポイっと捨てられた死骸は、たくさんありました。
鳥や動物のエサになってるのです。
やつらは賢いから、ある程度エサが多くなると集中的に狙うんでしょうね。そういう意味でも6月の方がよかったのかも。
昆虫少年が頑張ったところで、太刀打ちできませんな。
さて、展望広場には、ちょうちょが多く、中学生たちは、走り回っておりました。
モンキアゲハやカラスアゲハが、林縁部から、出たり入ったりするのです。
突然出てきますから、油断できません。
イシガケチョウがいるらしい。
なかなか降りてきませんね。
広場には、オニヤンマも飛んでいました。オニヤンマも写ってるの、わかりますか。
こちらも、高くて、とどきません。
アベリアの花に、カラスアゲハがやってきました。
夏型の新鮮な個体です。このあと、取り逃がしました。
ヤブガラシの花がよく咲いていて、いろんな虫が来ていました。
ヤブガラシは、いわゆる「雑草」として嫌われますが、花期も長く、虫にとっては、盛夏の貴重な蜜源です。
花は、テーブルの上に、蜜の入った小さなお皿が並んでいる、という感じになっていて、
虫たちは、蜜が入っているお皿をみつけては、ペロペロ、チューチューしていくのです。
アオスジアゲハ+ヤブガラシ=夏の風景。
すばしっこいアオスジアゲハですが、ヤブガラシが大好きなので、つかまえるチャンスです。
が、撮影のあと、取り逃がしました。
イシガケチョウも、ヤブガラシに。
はい、これにも逃げられました。
だんだん、アミで捕るより写真で撮る方が、楽になってきてるかも・・・
年配の人が、カメラに走る気持ちが、わかります。
(運動神経は無いがカネはあるから高級機材が使える=虫は捕れないが写真は撮れる)
カメラで虫を撮ってる人がいたら、温かく見守ってやりましょう。
これは、オオモモブトスカシバです。
ハチに見えますが、蛾の仲間です。オオスカシバはスズメガですが、これはスカシバガ科の一種です。
かっこいいですよ。
これは、つかまえました。
しかし、スカシバはとても鱗粉が落ちやすく、背中がつるつるになって悲しいです。こういう虫は写真の方がいい。
つづいて、ベッコウバチ(ベッコウクモバチ)
フタモンベッコウ(フタモンクモバチ)
これらは、撮影後、アミでつかまえました。
フタモンベッコウは、あまり見ない虫です。
最後に、アキニレの梢を飛ぶ、タマムシ(ヤマトタマムシ)。
6mの竿で、なんとか、つかまえることができました。
タマムシ捕るには、長い竿が有利です。
飛ぶのは下手くそで、トンボのようにかわされることがないので、射程にさえ入れば高い確率でネットインできます。
タマムシは、エノキ、アキニレが好きです。
これらの木はたくさんありますが、なぜか、集まる木は決まっています。
樹高の低い、集まる木を見つけられるか、ですね。
タマムシは、都市部にもいることがあります。
”上を向いて歩こう。タマムシ見逃さないように。”
ユース昆虫研究室2021 第4回
2021年7月11日(日)10:00〜15:00
兵庫県立淡路島公園
お天気:晴れ
出席者:上原、植松、内田、梶原、菅藤、木下、公森、小西、坂上、阪本、清水、高井、谷野、徳田、中野、原田、福田、森谷
スタッフ:坂本、八木