通り雨のあとに、ふしぎなことが・・・ユース昆虫研究室2022第4回


妙に早々と梅雨明け宣言がありましたが、その後はふつうに梅雨に戻りました。今日は、梅雨末期の雰囲気。蒸し暑い一日でした。

「今日も、自由行動です。しかし、山に登る人は、15時までには戻ってきてくださいね。それでは行ってらっしゃい。」

と、アナウンスすると、中学生たちは、クモの子を散らすように、すぐにいなくなってしまいました。
追いつけなかった自分(八木)は、一人ぼっちで、園内を回ることに。

バラ園の敵、シロテンハナムグリ
アオメアブ。夏の炎天下、という感じの虫です。
片キバが折れ、脚も切れた、満身創痍のチビクワガタ
和田ヶ池にて、タイワンウチワヤンマ。獲れませんでした・・・
いつもの場所にて、キベリハムシ

以上、自分が見つけた虫でした。

出会った中学生たちです。

クワガタ狙いですね。
トンボとりです。

お昼すぎ、雲行きが怪しくなってきたので、ちょっと急いでサービスセンターに戻りました。

すでに戻っている人たちは、ご飯を食べたり、標本をつくったり。

中学生たちがつかまえた虫です。

チョウトンボ、アオバハゴロモ。どちらもきれいな虫ですね。
モンスズメバチ、ウバタマムシ、ヒラタクワガタ
ヒラタクワガタ
オオシラホシハゴロモです。いるんですね。

さらに空が暗くなってきて、ついに土砂降りの雨に。

「雨雲レーダー」は、こんな感じでした。狙い撃ちされた感があります。

今回はたまたま昼食時だったので多くの人は難を逃れましたが、帰還が遅れた数名は、びしょぬれになっていたのでした。

「雨雲レーダー」があっても、やばい状況になってはじめて、「あ、レーダー見よう」となりますから、あまり役に立たない、ということですね。

来月のハチ北高原は、天候が急変するし、雷もあるので、やばいですよ。ピーカン(意味わかるかな?)の青空でも、雨具は必携です。

さて、1時間ほどで、雨は上がりました。

外へ行く派と、室内派に分かれたようです。

サービスセンター裏手の樹液を見て回ると、それまではいなかった虫たちがいました。

ウシアブが2、3匹
ツノの曲がったカブトムシ
コロギス

ウシアブはちがいますが、カブトムシとコロギスは、夜行性の虫です。

突然の雨で、虫の行動に、スイッチが入るのかな?

ヤブヤンマの若いメス

15時すぎ、お迎えの親御さんが来られた頃、ヤブヤンマが飛び込んできました。これも、黄昏時に活動する虫です。

さらに、みんなが帰ったあと、16時前のことです。

カブトムシの立派なオスがいました!!

カナブンは、雨の前から、ずっといました。

このカブトムシは、この1時間くらいの間にやってきた、ということになります。どこから、どうやって、来たのかな?

通り雨のあとは、夜行性の虫が動く?

こういうふしぎな現象に出会うのが、フィールドワークの楽しいところです。


ユース昆虫研究室2022 第4回
2022年7月17日(日)
兵庫県立播磨中央公園
お天気:曇り一時雨ときどき晴れ
出席者:逢澤・石川・上原・梶原・公森・杉本・徳田・原田・日野H・日野N・藤井・細川
スタッフ:内田・八木・室崎


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