マムシと手乗りヒメカマキリ


アカトンボをはじめ、いろんな虫が楽しみな季節なのですが、お天気、悪かったです。

午前中は、なんとか虫とりできましたが、12時すぎからポツポツ雨が降りはじめ、13時頃からは本降りになってしまいました。

お天気に左右されるのは、フィールドワークの宿命。

そんなときは、どうするといいのかな?

悪天候時に、どうやって虫を採るか。それもうまくいかなかったとき、ほかにできることはないか。前回以上に、いい経験ができた1日だったと思います。(と、納得することが重要)

さて、本日の目標です。

ちょうちょ系3つだったので、前回の積み残しのヒメカマキリと、お天気に無関係そうな、ヒメタイコウチを追加しました。

曇天の中、出発

ヒメタイコウチは、湿地やジメジメした側溝などにいます。

湿地をがさがさしてると・・・

マムシがいました。

上原くんも、別の場所で同じことをしていて、同じようにマムシに出会ったそうです。

ヒメタイコウチをさがすと、マムシがみつかる!! マムシはあまり動かないヘビなので、こうやって探さない限り、いても気づかないんでしょうね。

あいにく、ヒメタイコウチは、みつかりませんでした。上原くんは、オニヤンマのヤゴをつかまえていました。

お天気が悪いときは、じっとしている虫を見つけるか、草木をバシバシと叩いて飛び出す虫を捕まえるしかありません。

自分は、つぎのような虫に出会いました。和田ヶ池のまわりには、ナツアカネが多かったです。樹上の枝先に止まっているので、知らないと見逃しますね。

曇天のときは、光がやわらかいので、写真を撮るのにいいですよ。虫はあまり逃げなくて撮影しやすいし、虫だけじゃなくて草花も、影が出ないので、やさしい雰囲気の写真になります。

午後になると、本降りの雨となりました。

全面採光のサービスセンターも、照明ナシでは暗かったです。

雨が本降りになると、ちょうちょは、こんな感じで雨宿りをします。

今日の目標、唯一の達成は、ヒメカマキリでした。いるんですね。すばらしい!!

このヒメカマキリの撮影で、ちょっと、盛り上がりました。

動画作品、ごらんください。

他の目標は、達成できませんでした。「桜の園」にはウスバツバメがいそうでしたが、みつかりませんでした。目標達成度1/5。

目標ではなかったですが、キチョウに混じってツマグロキチョウが採れました。

右がツマグロキチョウ

キチョウは夏型と秋型がいっしょにいました。

キベリハムシをつかまえた人もいました。秋遅くまでいるんですね。

午後は、やることがあまりありません。

「ふだんはスルーしてしまう虫を標本にできてよかった」「標本づくりの練習ができてよかった」と、自分を納得させるといいでしょう。

自分ではコントロールできない与条件にどう立ち向かうか。経験を重ね、逆境に強い大人になるのだ!


ユース昆虫研究室2022 第7回
2022年10月9日(日)
兵庫県立播磨中央公園
お天気:曇りのち雨
出席者:逢澤・石川・上原・坂上・谷野・日野は・藤井・安田
スタッフ:内田・八木・室崎


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です