寒いときは体を動かすに限る! 播磨中央公園冬の虫探し


播磨中央公園、最後の野外調査です。この冬いちばんの寒気が入り、寒〜い冬晴れの一日となりました。

「ファンタジーロード」のラクウショウもすっかり落葉し、人影はまばらでした。

こんな日は、何をしたらいいのかな。

今日の目標です。ヒシの実が目標の人もいました。どんな形やったかな?という絵付き。

まず、オオムラサキの幼虫のさがしかた講習。

エノキをみつけて、根際の落ち葉をひたすらめくります。

すぐに、ゴマダラチョウの幼虫がみつかりました。みんな、目がいいですね。

エノキの落葉にくっついています。

落ち葉めくりは、寒いし、すぐに飽きてしまいます。中学生は、体を動かす方が、いいみたい。

趣向をかえて、朽木割りへ出発。いつものコースへ戻ります。

バラ園のバラは、まだたくさん咲いています。先月と違うのは、中学生たち虫アミを持っていないことですね。
桜の園への階段。5月の記事にほぼ同じアングルの写真があります。季節の変化を感じますね。
ビナンカズラは常緑なので冬でも葉っぱがあります。キベリハムシの卵があったのかな。

いい感じの(虫が入っていそうな)コナラの立ち枯れを見つけました。

播磨中央公園でもナラ枯れが広がっていて、立ち枯れが随所に見られます。来園者の安全面から園路に近いところの木は伐採されていますが、林の中の方には残されているものもあります。

結局この人たち、一日中この木と格闘していました。

ちなみに来園者から怪しまれてたようです。腕章付けとかないといけないね。

努力の成果です。

タマムシの幼虫や、コカブトムシ。チビクワガタやクワガタ幼虫はたくさんいたようです。

こちらも、同様に、よさげな立ち枯れ木を見つけました。代わる代わる、ほじくっていきます。

チビクワガタはたくさん
各種のクワガタ幼虫。ノコギリやヒラタと思しき幼虫もいたようです。
土中にはカブトムシの幼虫も

木が枯れると残念な気もしますが、こうやって、いろんな虫たちの居場所になるんですね。ということがよくわかります。

さて、残念ながら、オオムラサキの幼虫は、みつかりませんでした。成虫は記録されてるんですけどね。

ゴマダラチョウの幼虫が15匹います。わかりますか?

それと、ヒシの実。無事にゲットできたようです。

わりと複雑な形をしています。

次回からは標本やデータの整理作業になります。みなさま、よいお年を!


ユース昆虫研究室2022 第9回
2022年12月18日(日)
兵庫県立播磨中央公園
お天気:晴れ
出席者:逢澤、石川、上原、木下、杉本、谷野、徳田、中野、日野H、日野N、藤井、細川、安田
スタッフ:坂本、内田、八木


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