11月半ば、お天気悪いと虫が採れません。そんなときはどうするか?


数日前まで汗ばむような陽気でしたが、終日曇天で小雨も混じる、肌寒い一日となりました。

この季節、陽が差さないと虫は動きません。飛ぶ虫、動く虫は、簡単にみつかりますが、じっと動かない虫は探す努力をしないとみつかりませんね。さて、中学生たちは、そんな一日をどうすごしたのでしょうか? 観察してみましょう。

とりあえず調整池方面へ向かいます。ふしぎと、みんな同じ方向へ行きました。目標がない感じです。

どんよりと鉛色の空。虫は動きません。

セイタカアワダチソウは微妙に花が残っていますが、虫はほとんど来ません。

ジュウジナガカメムシの群れを発見。

これはどういう状態なのかな?

ガマの穂を投げて遊んでいます。「きりたんぽ」と呼ばれていました。見たことないようです。

そうこうしてるうちに雨が降ってきたので、1時間もしないうちに、すごすごと森林活動センターへ戻ります。

開店休業状態

その後は、少しずつ活動が分化していきました。

とりあえず三釈迦山へ登ってみる人たち。

じっくり散策する人たち。

小さな虫の標本作りの技術を学ぶ人。

マスキングテープを使った展足。とり外すときはアルコールで粘着質を溶かします。

虫以外のものを集めて楽しむ人。

いちばん盛り上がってたのは、「王様ゲーム」でしたね。

中学生なので、王様の命令がソフトで、微笑ましいです。

王様の命令に服する人たち

ということで、今日のすごしかたをまとめてみますと、つぎのようでした。

  • 虫とり。またはそれに近いことをする。
    • 普通種でもつかまえて、きれいな標本をつくる。
    • どんぐり拾いとか、虫以外で成果を確保する。
    • 次回に向けての下見をする。倒木を見つけておくとか。
  • 虫とり以外で、遊ぶ。
    • 王様ゲーム
    • スマホゲーム

厳しい条件でも、工夫して楽しい時間をクリエイトすることができました。それなりに有意義な一日だったと思います。

見つけた虫たちです。

何もいない、と思ってたけれど、みんなの情報を集めると、けっこういますね。


ユース昆虫研究室2023 第8回 丹波並木道中央公園(兵庫県丹波篠山市)
2023年11月12日(日)

お天気:曇りときどき小雨。

参加者:石川・稲垣・公森・佐竹・杉本・強矢・仲山・西川・西久保・日野陽・藤井・細川・堀・森山・横井

スタッフ:内田隼人・川崎安寿・八木 剛


“11月半ば、お天気悪いと虫が採れません。そんなときはどうするか?” への1件のコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です