2001年からスタートしたひとはくの主催セミナー「ユース昆虫研究室」は、2024年から形を変えていきます。
そのひとつ「ユース昆虫研究室Advanced」は、ユース昆虫研究室2023の延長プログラムとして引き続き丹波並木道中央公園にて「オールナイト調査」のみを5回行います。お互い顔見知り&現地の地理をよく知ってる人たちだけなので、チャレンジングな取り組みができるのです。
さて、その第1回です。
昨年12月以来、久しぶりの並木道中央公園です。
新学年になって、みんな、少し成長したかな。
来園者もいなくなり、いよいよここから、夜のプログラムに。
月齢は悪かったですが、曇っていて風もほとんどなく、ナイターの条件としてはよかったと思います。
しかし、カーテン真っ白状態が続きます。
こんなときは、カーテンの前でうろうろしているより、ナイトウォークをする方が成果が上がります。月齢が悪くても夜行性の虫はふつうに活動していますし、そもそもライトにあまり来ない虫もいますからね。
アセビとモチノキの花には、けっこう蛾が来ていました。ヘッドライトをつけていると眼が赤く光るので見つけやすいです。
以下は、ライトに飛んできた虫たち。数は少なかったですが、並べてみるとそれなりにいたのですね。
顔ぶれで季節感がわかる人は熟練者です。越冬モノや春キリガ(ボロ)は少しで、初夏の蛾がだいぶ多いです。予定ではもう少し春の蛾が残っているはずでしたが、今年は桜の開花の頃から一気に季節が進みました。
クビキリギス、シブイロカヤキリ(モドキ)も、やってきました。茂みで鳴いていたのはほとんどがシブイロでした。
次回はぐっと虫が増えているはずです。お楽しみに。
2024年4月20日(土)〜21日(日) 丹波並木道中央公園(兵庫県丹波篠山市)
天候:曇りのち雨(未明より)
参加者:石川・稲垣・佐竹・杉本・強矢・仲山・西川・西久保・日野・藤井・堀・森山・横井
スタッフ:中瀬大地・吉水敏城・八木 剛