ユース昆虫研究室Advanced第3回は、梅雨の盛期の設定ですから、もとより一か八かの賭けでした。
しかし、バクチに勝利しました! 前日は雨、翌日は嵐、この日だけのナイター日和となりました。
フィールドワークにはつらい日もあればいい日もあります。リスクに向き合ってこそ、獲得した成果の価値も高まるというものです。
まずは、薄日も指す中、三釈迦山へ向けて出発。

ミッションは、夕方山頂へやってくるオオムラサキの確認です。昨年の10−15時の設定では、夕方の調査はできませんでした。

しかし、オオムラサキどころか、ヒカゲチョウやルリタテハすら飛んでこない・・・
ときおりオバボタルが飛んでるくらいです。わずかに残るリョウブの花にも何もいません。
もう二度と来ることはないやろ、と思ってるかどうかわかりませんが、中学生たち、下山。

中学生らが下山したあと、スタッフの目の前をオオムラサキのようなチョウが駆け抜けていきました。そうだったのかもしれませんが、この山頂、ヒノキの高木が西日を遮ってどんどん日陰になります。あきまへんわ。
園路沿いにたくさんのミヤコグサ。昨年はもっと少なかったと思う。

ヤマトシジミしかいませんでしたけど。
シンジュキノカワガの成虫が飛んだ! しかし、叩いても飛ばず、捕獲はできませんでした。

よく考えたら、この虫死んだふりをするので、葉っぱといっしょに地面に落下してたかも。
さて、夕方になってきました。いよいよこれからが本番。
本番にそなえ?少し遊びます。

19時半頃、ナイター点灯。夜の活動開始。

マイナイターセットを持ってきてる人も。

風もなく上々のコンディション。虫の量はスゴいです。

ほーら、スゴい。だれが言ったか「豆ごはん」みたいです。

ガイダ祭り。

多いのは2種類のミドリガイダ(チャバネアオカメムシ、ツヤアオカメムシ)と、ふつうのガイダ(クサギカメムシ)です。
もちろん、ほかの虫も来ます。少ないけど。

ナイターの虫は最後にまとめて紹介しましょう。
思い思いに、ナイトウォークも楽しみました。
調整池に、ヘイケボタルがたくさんいました。

ホタルも夜間調査じゃないとみつからないですね。だいぶチェックしましたが、ヒメボタルはいませんでした。森がしょぼいということですね。川がないのでゲンジもいません。
樹液の出てる木はあまりありません。





夜中の中学生たち。
虫とりに飽きたのか、こっちがメインなのか、楽しそうに何かのゲームをしています。

ちゃんと、クワガタをキープしてる人も。

午前2時すぎ、雨が降り出しました。

すると、こんなのが来た。

雨が降ると何かフェイズが変わるんでしょうかね。こういうことが、よくあります。
さて、ナイターに来た虫たちです。
まずは、蛾。もっとあるけどね。
































その他の虫たち。



















コフキ、ドウガネ、ヒメ、サクラ、スジ、オオスジ、ハンノヒメ。サクラコガネが多かったです。
夜が明けました。4時半には明るいです。

雨の中ナイター設備を撤収していると、飛び出した虫を食べに、ツバメがやってきました。
最初は2、3匹のコシアカツバメでしたが、時間が経つとタダツバメが10匹以上。虫を放つとキャッチします。これはおもしろいアトラクションです。

ふらふら飛んでいるとツバメに食べられてしまいます。落下したり、すぐ壁や葉っぱにとまるのは、虫の知恵なんですね。
つかまえたけれど、写真だけ撮って放されたカブトムシたち。

2024年6月29日(土)〜30日(日) 丹波並木道中央公園(兵庫県丹波篠山市)
天候:曇りのち雨
参加者:石川・稲垣・佐竹・杉本・強矢・仲山・西川・西久保・日野・藤井・堀・森山・横井
スタッフ:中瀬大地・安岡拓郎・八木 剛