丹波並木道現地調査最終回。悪天候への対応力は完成か。


丹波並木道中央公園オールナイト、最終回です。そして、2年間の丹波並木道昆虫調査の最終回でもあります。

それにしては、お天気、ひどすぎるやろ。

夕方に雨が降って18時頃には上がるという予報でしたが、お昼前から雨。

寒冷前線の通過で急に気温も下がるそうです。

雨が降る前に設営をしようと思っていましたが、雨の中の設営になりました。

明日カーテン乾かすのいややな、ということで、今回は使い捨ての不織布を使いました。カブトムシがくっついたらビリビリに引き裂かれそうですが、その心配はないので。ウェイトとして洗濯バサミ。

17時半頃点灯。

これは17:45頃の状況。

雨の中でも、トビケラとか、虫は飛んできます。

18:07 ツキワクチバが来た!

気温は下がってないし、ひょっとしてこれは嵐の夜の珍品大飛来になるかも!!

という淡い期待は打ち砕かれ、しだいに風も強くなりました。

18:20頃ですが、つらい状況です。

北風が強く、ときどき突風も吹くので、19:20頃、風裏になりそうなところへ引っ越しました。

虫が来ないので、人も来ません。

来てもすぐ去っていきます。

カエルがやって来ました。雨だから元気です。しかし獲物はほとんどなかったでしょうね。

シュレーゲルアオガエル

23時頃には雨はなくなりましたが、予報どおり気温はどんどん下がり、虫はほとんど来ません。

ナイトウォークに出向いた人もいましたが、収穫は多量のひっつきむしだけでした。

風が強くて不織布がフレームに巻き付くし、来た虫もすぐに吹き飛ばされるので、幕を取り外すことに。

しかし、こんな状況でも、中学生たちは楽しく一夜をすごすことができたようです。

おやつのポップコーンも上手にできるようになりました
“UNO”をする人たち
何かを投げて遊ぶ

悪天候など自分の力で状況がコントロールできないとき、どうやって遊ぶのか。それも「生きる力」ですね。そんな力は完成の域に達してきたようです。

夜が明けました。

朝食です

北風が強く体感的に寒く感じましたが、柏原のアメダスでは、最低気温は午前4時で14.4℃だったようです。5月のときの方が寒くて、午前5時で10.4℃ということでした。

9時頃にはだいぶ青空がふえてきました。さわやかな一日になりそうです。

見られた虫たちです。もうちょっと大きい虫が来たらよかったのに。

ふだん見向きもされないような連中も入っています。普通種の記録にはこういう日がいいのかもしれませんな。


2024年10月19日(土)〜20日(日) 丹波並木道中央公園(兵庫県丹波篠山市)

天候:雨のち曇り。解散頃に晴れ。

参加者:石川・佐竹・杉本・強矢・仲山・西川・西久保・日野・藤井・堀・森山・横井

スタッフ:中瀬大地・安岡拓郎・八木 剛


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