ドキドキというのは、二つありまして、
一つは、顔合わせ2回目の生徒たちと、2回目の現地調査でオールナイトに突入すること。
もう一つは、各地で災害級の豪雨が続き、めまぐるしく変わる梅雨末期のお天気。
どっちも、だいじょうぶかなあ〜〜、どうなるのかなあ〜〜という点で、同じ。
悪天候や、けが人や体調不良者の救護に備え、車2台体制に。
1台は、荷台に逃げ込めば風雨をしのげる避難所として、ひとはくの移動博物館車「ゆめはく」(2tロング)としました。
じつはさらに、公園事務所さんも、エアコンの効く倉庫と作業室を、確保してくださってました。
結果的には、けが人も病人もなく、避難所に駆け込むこともなく、解散することができました。
生徒のみなさんは、単独行動することもなく、迷子もありませんでした。
まだ現地の地理に不案内なことが、危険回避の本能を発現させたのかもしれません。
残念なのはお天気でしたが、この時期にあって、乾いた体で帰れたことを、よしとしましょう。
以下、だいたい時間軸に沿って、エピソードを紹介します。
見られた昆虫は、虫編に紹介しています。
集合後、16時半頃まで、林間広場周辺で思い思いに、時間をすごします。
いい感じの曇天で、夜の虫とりに、期待が膨らみます。
17時頃、宿泊に要する荷物を「ゆめはく」に投入し、「展望広場」へ出発。
ニジゲンノモリのアトラクション「ナイトウォーク」が終了するまで、展望広場ですごします。
しかし、ちょうどその頃から、雲が厚くなり、雨が降り出しました。
しかも、土砂降りとまではいかないものの、夕立のように、しっかりと本降りで。
1時間ほどで雨は上がり、展望広場は霧がかかっています。
風もほとんどなく、いい感じです。
期待できるで!
明石海峡大橋も、けむっています。
その後、霧は晴れました。19時半をすぎ、点灯された明石海峡大橋もきれいに見えました。。
が、いつも点いてるはずの街灯が、いつまでたっても点きません。
なんでやろ? ナイトウォークにあわせてるのかな?・・・
翌日、おききしたところ、配電盤のトラブルだった(ということが翌日判明した)そうです。
不運でしたが、夜の木回りとか、街灯の下で待ってるだけの採集とは異なる過ごし方ができて、よかったでしょう。
ひまなので、おしゃべりの時間。
21時半頃、予定通り、ナイトウォークの最終組が退出され、急ぎ足で林間広場へ向かいます。
スタッフがテキパキとナイター設営。22時すぎには点灯。
さあ、これから本番や!
なのですが、あまり虫が来ません・・・
22:30 虫もあまり来ないし、優先すべきは、腹ごしらえ。
23:20 時折、風が吹き抜けます。
虫たちは吹き飛ばされたり、踏み潰されたりで、カーテンは白いままです。
夜の虫たちは、さあこれからというときに、雨に打たれて、意気消沈。
追い討ちをかけるように、気温は下がり、そよ風の吹く、涼しくて心地よい夜になってしまっていたのです。
あの雨さえなければ、大飛来だったのに・・・
夕立の後、こういう結果になることは、しばしばあります。
ユースのみなさんも、これから何度も何度も、無念を経験することでしょう。
でも、くじけずに、またチャレンジするしかない!
虫とりは、人生の縮図です。
0:50 日付が変わっても、スズメガが多少増えるくらいで、虫は溜まりません。
1:10 早めに仮眠する人。
1:40 虫が増えないなあ〜
3:15 仮眠する人と、なぜか走ってる人
3:35 2回目の夜食を食べる人
3:55 風も止み間がなくなってきました。もうあかんで。寝た方がええんちゃう?
4:45 夜が明けました。ピヨピヨと鳥の声も増え、ナイターはおしまいです。
4:55 ごくろうさまでした。眠りたくない人たちも。
5:20 雨じゃなくて、よかったです。
7:30〜 ちょうちょ採りに、展望広場へ。モンキアゲハをゲットしました。美しいです。
晴れ間も出てきて、早朝の展望広場には、アゲハチョウ類やハチの仲間がいろいろ見られました。
こんな時間帯の虫とりも、オールナイトならではですね。
8:50 さらに参戦する人たち。
最後に、よくわかる電池切れの例です。
2日間、おつかれさまでした!!
虫編に続きます。
僕の人生初の睡眠時間なんと1時間‼️
昆虫に、どっぷり浸った楽しい2日間でした。
採った昆虫で嬉しかったのは、センチコガネです。
淡路島のは黒で裏が青色だったのでちょっとビックリしました。帰りぎわに家族がウバタマムシを見つけていて悔しかったです。次も楽しみにしています。(A)
一晩中虫を探すということが初めての体験で、とても楽しかったです。
ちょっと天気が残念だったので、来年も絶対参加して、今度はオオミズアオを捕まえたいです。(K)
ユース昆虫研究室2020 第4回
2020年7月11日(土)15:00〜12日(日)10:00
県立淡路島公園
出席者:逢澤・明尾・梶原・菅藤・工藤・阪本・清水・高井・谷野・中野・長谷川
スタッフ:室崎・阪上・内田(テネラル)/八木(ひとはく)