さてさて。
夜も更けてまいりました。
「火の鳥ナイトウォーク」が終わったあとは、虫とりナイトウォークです。
樹液には、まだまだいろんな虫が来ています。
ゾウムシとムカデが仲よく?、樹液をなめている。
よく見ると、左下に、もう1匹ムカデがいるね。
もう9月も半ばなのに、まだカブトムシもおりました。
さすがに、ノコギリクワガタはいなかったかな。
これは、衝撃的!!
スズメガ(たぶんクチバスズメ)の幼虫から、白いワタのようなものが、あふれ出ています。
コマユバチが何かが脱出して繭をつくってるんですね。
幼虫は、まだ動いています。何が起こったのか、わかってないかも。
安らかな永眠を、願うばかりです。
で、ナイターです。
8月は、真夜中のシンジュサンフィーバーがありました。
9月はきっと、ヤママユフィーバーになることでしょう!
2018年、あいな里山公園でのユース、9月15−16日にオールナイトをしました。
スタッフたちは、そのときの状況を思い出します。
しかしながら・・・
夜半前に風は止みましたが、出足の好調さとは裏腹に、あまり伸びません。
カブクワが飛んでこないとつまらない、という子もいて、あまり盛り上がりません。
ヤママユが来た!
しかし、後が続かず、フィーバーになりません。
あまりに傷んでて、安置されている、ヤママユ。
ヤマクダマキモドキ。きれいな虫だけどね。
どんぐりむし(シギゾウムシ)は、数種類、やってきました。
でも、数は少なかったです。
2018年のあいなでは、数十匹、飛んできてました。
モンシロモドキが来た!
きれいな個体です。これは、うれしい。
8月のとき、突然シンジュサンがやってきた、午前2時を過ぎました。
ヤママユは飛んできません。
採る虫がなくて、あくびをする人。
午前3時すぎ。
ほとんどの調査員は、眠りについてしまいました。
結局、ヤママユフィーバーは、ありませんでした。
何なんでしょうね?
月もなく、風もなく、そんなに冷えることもなかったんですけど。
ナイターは、やってみないと、わからない。
バクチみたいな採集なのです。
夜明けも近い、4時40分、カブトムシが飛んできました。
ほぼ夜明け。
ツクツクボウシ、8月は、ぜんぶオスでしたが、今回メスが多かったです。
夜が明けました。
今回、朝まで起きていたのは、スタッフだけでした。
すいませんね。あまり飛んでこなくって・・・
と、申しわけなさそうに、反省しているように、見えませんか?
ちょっと、いいことがわかりました。
朝8時前、ヤクシマルリシジミのオスが、ハギの花に吸蜜にきていました。
日中は採りにくいちょうちょですけれど、朝のお食事タイム、午後の産卵時は、のんびりしてるのでした。
9時前くらいから、雨が降り出しました。
8月のときほど、ひどくはなかったので、手際よくカーテンなどを収納し、びしょ濡れは回避できました。
解散前、小雨の中、しぶとくアミを振る調査員。
今回は、涼しかったし、わりと睡眠とってますから、ちょっと元気かも。
解散後も、花をチェックするスタッフたち。
コスカシバや、各種ハチ類が、ヤブガラシの花に来ていました。
(完)
ユース昆虫研究室2021 第6回
2021年9月11日(土)15:00〜12日(日)10:00
兵庫県立淡路島公園
お天気:曇りのち雨
出席者:上原、内田、梶原、公森、坂上、清水、中野、原田、福田
スタッフ:阪上、坂本、内田、八木
【写真:八木 剛・清水瞭佑】
“淡路島公園9月オールナイト調査【後編:ヤママユフィーバーはいかに?】” への1件のコメント
[…] <・・・後編へ続く> […]