10年間の伝統を誇る「鳴く虫インストラクター養成講座」をいったん休止し、今年は、小学生限定のセミナー「鳴く虫キッズ大集合」を開講しました。
夜の昆虫観察は、小学生単独はもちろん、家族でも、なかなか難しいです。夕方から夜にかけての自然の変化を肌で感じてもらえればよいと思います。
室内で、虫の声や姿を予習したあと、明るいうちに野外へ出て、鳴く虫をはじめ、いろんな虫の観察をします。
マダラスズが鳴いてるよ、キンヒバリが鳴いてるよ、と言ってみても、子どもたちの関心は、動くものに釘付け。
アマガエルをつかまえました!
つぎは、アマガエルのエサをつかまえないといけない。草むらで、バッタの赤ちゃんや、小さなチョウチョをつかまえました。
お腹がすいたので、軽食休憩に入ります。
ここは、雨が降ってもだいじょうぶ。
空が夕焼けっぽくなってきました。見上げると、虹!
思わず記念撮影をしました。眼で見た光景は、ずっとずっときれいでした。写真は、心に焼き付いた記憶を呼び覚ますきっかけにすぎません。ということがよくわかります。
しだいに暗くなり、いつの間にか街灯が点いていました。
黄昏時。一日のうちで、いちばん美しい時間帯です。
もう、夜ですね。ケラが鳴きはじめました。成虫をつかまえることはできませんでしたが。
コガタコオロギや、エンマコオロギの赤ちゃんがいます。
片手にコオロギ採り器、口にペンライトという、模範的スタイル。
「懐中電灯を手に持っていては両手がつかえないので、口にくわえるといいですよ」と説明すると、そのとおり実践してくれました。口にくわえるとしゃべれませんし、ずっとくわえてるとヨダレも滴ってきますので、ヘッドライトの方がより便利です。
今日は、キンヒバリ、コガタコオロギ、マダラスズ、ケラの鳴き声とそれぞれの姿(ケラは幼虫のみ)、ツユムシの幼虫、エンマコオロギの幼虫をゲットしました。