オオスズメバチとの戦い、そして収穫


111025_0.jpg
ゲットしたオオスズメバチの巣。

★2011年10月25日(火)夕刻、ひとはくのそば、深田公園で、学校帰りの若者たちと、オオスズメバチの巣を採集しました。

11月6日(日)のひとはくフェスティバルでのテネラルのみなさんの出し物=みつけた!新B級グルメ〜こんなに美味しい虫たち〜の準備です。
参加者:阪上洸多・室崎隆春・中瀬大地・堀内湧也(以上、テネラル)、大谷 剛・八木 剛(ひとはく)・中谷康弘(指導者:橿原市昆虫館)

<当日のムービー> ひとはくフェスティバルの準備〜スズメバチバトル〜


111025_1.jpg
精鋭部隊が、突入のため、防護服に着替えます。私自身、人生初なので、ドキドキわくわくです。
111025_2.jpg
指導(というか、ほとんどやってもらいましたが)は、橿原市昆虫館学芸員の中谷康弘さんです。素人にはできません。「とりあえず、みなさんは、突っ立っていなさい」と、中谷さん。
111025_10.jpg
戦いの真っ最中です。地中の巣を掘り出します。まわりの者は、まとわりつくハチをネットで採集し、中谷さんを多少は援護。
111025_11.jpg
戦いが終了しました。「地球防衛軍、任務完了」
中谷さんによると、巣はあまり大きくなく、ハチはおとなしかったそうです。
111025_3.jpg
突っ立ってただけなのに、刺されてしまって、しょんぼりする室崎くん。刺されたときのしょんぼり感あふれる表情は、9月の明石公園での前田くんと、同じです。防護服の下のズボンが薄っぺらだったのが悪かったようです。突入前、「ひざやひじが刺されやすい(曲げたところは、毒針が皮膚に届きやすくなる)」と中谷さんが注意してくださいましたが、見事、その通りになりました。ちなみに、その後の室内作業のときに堀内くんも刺されましたが、彼は慣れてるのか、性格なのか、わりとフツー。採集に行って毒ビンを落としたときのような「しまったなあ」という表情でした。体質によってはヤバい人もいますので、くれぐれも注意してくださいね。
111025_4.jpg
今日の収穫です。真ん中の白いところは、繭(まゆ)です。前蛹、蛹が入っています。
111025_5.jpg
巣板の白い繭をはがすと、こんな感じに。幼虫と蛹が、お行儀よくならんでいます。真ん中は年長さん、いちばん外にいるのが赤ちゃんです。中心部から順に巣を大きくしながら産卵するため、年齢順にならぶのですね。幼虫たちは、うなずきながら巣板を引っかいて、カリカリと音を出します。「お腹がすいたよ〜」と言ってるらしいです。
111025_6.jpg
ナマで、いっただきま〜す。うれしそうです。
111025_7.jpg
保存用に、鍋で、ゆでます。
111025_8.jpg
ゆであがりました。室崎くんが持ってきてた(食べる準備だけはしっかりしてる)塩を少しふりかけて、おいしくいただきました。
ひとはくフェスティバルでは、これらが調理して供されます。楽しみにしててください。
111025_9.jpg
一部は、焼酎に漬けておきました。これは新年会のお楽しみ。
静止画では、楽しさが伝わらないな〜
ムービーをお楽しみください。


ひとはく連携活動グループ「テネラル」は、 ユース昆虫研究室の卒業生らで構成する、高校生・大学生・院生のグループです。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です